そもそも金とはどのような物質なのでしょう?
あの黄金の輝きと、重厚感の秘密とは?!


金は、原子番号 79 の元素で、元素記号は Au。
密度は、19.32g/cm3 で、とても重い金属です。
約 11cm×5cm×1cm と手のひらに乗る大きさで
約 1Kg にもなるのです。
金属でありながらとても柔らかく、驚くくらい薄く延ばすことが
できます。わずか1gの金から畳2帖の広さにすることもできます。
1gの金を金糸にしますと、なんと3,000mにすることができるそうです。
ちなみに、金箔をつくる時に使う紙(雁皮紙(がんぴし))は、
何度か再使用されますが、10数回繰り返すと限界にきます。
この限界にきた紙は「ふるや」と呼ばれ、皮脂を良く吸い取ることから
超高級な「あぶらとり紙」になります。
一度使ったらもう他のものは使えなくなります。

金のあの光沢は、惚れ惚れしてしまいますが、
この金色の光沢を持っているのは、金の他には
銅とセシウムもありますが、この2つは、空気中で酸化してしまうので、
空気中で永遠の光沢を持つのは金だけです。
空気中で酸化しないことからもわかるように、
金は科学的に安定しています。
ですから、貨幣(金貨)や装飾品、電子部品の接点部分に
使われたりするのですね。

とはいうものの、王水(おうすい・硝酸と塩酸を混ぜたもの)には、
溶けてしまいます。金は王水のみに溶けるとよく言われますが、
少しの量でしたら、臭素水や塩素水にも溶けます。
ヨードチンキにも溶けますね。
最後に、金のイメージ向上のために書いておきたいのですが、
よく、たぬきの置き物を、金運向上として
庭先に飾ったりしますが、

これは、特に陰嚢が金だからではありません。
これは、金細工をする際に、たぬきの毛皮で金を延ばしますと
よく延びたために、金との連想で たぬき が出てくるのです。
金について書き始めますともっとたくさん出てくるのですが、
この辺にとどめておくことにします。
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